[庭園はいいぞ] 2ヶ月ちょっとしか見られないレア庭園。浅草寺伝法院庭園で春を感じてみた

[庭園はいいぞ] 2ヶ月ちょっとしか見られないレア庭園。浅草寺伝法院庭園で春を感じてみた

前回のエントリーから間が空いてしまった。札幌に戻ってきてから仕事が忙しくなってきてしまい、自分の時間が割けなくなってきているためだ。今日はちょっと書けそうだったので、3月に実は行っていた浅草寺の庭園について紹介してみたい。庭園はいいぞ。

なぜか期間限定公開な庭園

浅草といえば雷門から始まって、仲見世を通って拝める浅草寺が有名だけど、実はここに庭園があるのはご存知だろうか。その名も伝法院(でんぼういん)庭園

2016年は、3月18日から5月9日まで、約2ヶ月間の限定公開となっている。国指定の名勝である庭園と、浅草寺が所蔵している大絵馬をセットで見ることが出来るのだ。

僕は3月末まで東京にいたのだけど、ちょうど浅草周辺を散歩していた3月20日にこの庭園に遭遇し、中を見てきた。「庭園はいいぞ」なんて言っておきながら、東京にどれだけ庭園があるか実は知らないので、これを偶然見つけた時はびっくりした。

回遊式庭園ならではの五感を楽しませる配置

こちらが伝法院の庭園。

浅草寺の五重塔と、東京スカイツリーが同時に見えるスポット。そんな新旧の建築物が同時に拝めるのも都会にある庭園の魅力。

中央に大きな池が配置され、ここをぐるりと回って景観を楽しめるようになっている。訪れた当日は、これまた偶然にも「放生会(ほうじょうえ)」が行われていた。

放生会とは、普段食べるために動物を殺生していることを戒めるための儀式。浅草寺では鰻やどじょうを池に放って慈悲を実践するという伝統行事らしい。北海道に住んでいるとこの手の行事は全然馴染みがないのだけど、この行事に参加された方々が思い思いに池に鰻たちを放していた。

伝法院の軒下ではサービスでお茶が振る舞われ、晴れた日には気持ちのいい時間を過ごすことが出来る。伝統と文化の街、浅草において、普段味わえない情景を五感を使って楽しめるここは、日常の忙しさを忘れるにはぴったりの場所であると言えるだろう。

まとめ

伝法院の庭園は、期間限定であるがゆえにいつでも行けないのがちょっぴり残念。しかし、閉園の5月9日まであと3週間ほどあるので、興味があれば行ってみてほしい。併設してある大絵馬の展示も見応え抜群。恐らくだけど、ゴールデンウィーク中はめっちゃ混むと思う。要注意です。